帰省で「スマートEX」を利用してみた
みなさん、お正月はいかがお過ごしでしょうか。実家に帰省された方も多いでしょうね。
今回の帰省で、去年の秋から始まったJRの「スマートEX」という新幹線のネット予約サービスを利用してみたところ、思った以上に簡単で便利だったので、軽く紹介させてもらいます。
JRには以前から、「エクスプレス予約」という新幹線ネット予約サービスがありましたが、年会費が必要な独自のICカードが必要ということで、それほど普及していませんでした。僕もあまり魅力を感じなかったので、利用していません。これに対し、スマートEXは、年会費無料で、交通系ICカードを登録しておけば、改札にICカードをタッチするだけでチケットレスで新幹線に乗ることができます(交通系ICカードを登録しない場合は駅でチケットを受け取らなければいけないのであまり意味がありません)。登録する交通系ICカードはモバイルSuicaでもかまいません。つまり、ICカードとしてモバイルSuicaを登録しておけば、カードも不要で、スマホだけで改札を通過できるわけです。
これはすごく便利です。僕は堕落した人間なので、買い物の時にいちいち財布からお金を取りだすのが面倒くさくてたまらず、基本的に支払いは可能な限りスマホのおさいふケータイで済ませています。WAON、Edy、モバイルSuicaのいずれかの電子マネーで大体のところは支払いできます。電車に関しても、Suicaが主要な交通系電子マネーと相互利用可能になっているので、特急や新幹線を除けばスマホだけで乗車でき、チケットを買うことはほとんどありません。あとは新幹線だなあ、と思っていたところだったので、今回の帰省はスマートEXを利用してみる良い機会だったのです。
実際に利用してみると、本当に簡単でした。登録の仕方などはJRの正式なサイトを見てもらったほうがいいので、ここでは触れませんが、僕が利用前に不安・疑問に思った点は他の人も同様ではないかと思うので、解説してみようと思います。
なんで交通系ICカードとクレジットカードの両方を登録しないといけないの?
交通系ICカードを登録すれば、そのカード(モバイルSuicaの場合はスマホ)をタッチするだけで改札を通過できますが、支払い自体は交通系ICカードではなく、クレジットカードから引き落とされる仕組みになっています。なので、両方を登録しないといけないのです。
本当にスマホだけで改札を通れるのか不安・・・
わかります。僕も不安でした。不安の原因は、モバイルSuicaのほうに何の情報も表示されないからです。モバイルSuicaに「これこれの予約がされています」とか表示されれば、「このスマホで改札通れるんだな」と実感できるのですが、そういうのがないので、なんか不安になるんですよね。でも大丈夫です。
予約変更はできるの?
いたって簡単にできます。また、基本的に変更は無料です。ただし、乗車人数が変更になる場合は、手数料が発生します。キャンセルする場合も、乗車人数が1人→0人に変更になるわけですから、手数料を取られます。1本後の列車に変更する、とかいう場合は手数料は発生しません。
で、今回の実際の利用の流れですが、まず、スマートEXのサイトあるいはスマホアプリから、事前に予約をします。今回の僕の場合、新神戸→岡山で乗りたい列車を選択します。席に余裕があれば、A~E席(AとEが両側の窓側、CとDが通路側ですね)のどれが希望か選ぶこともできます。
予約がきちんとできていて、交通系ICカードとしてモバイルSuicaを登録しておけば、あとは改札にスマホをタッチするだけです。すると、改札から「EXご利用票」という小さい紙が発行されます。これは確認のためのもので、チケットではないので、紛失したとしても問題はありません。
このあと、新幹線で岡山駅へ。岡山駅の在来線への乗り換え改札でまたスマホをタッチすれば問題なく通過。料金は登録したクレジットカードから引き落とされるので、モバイルSuicaの残高は減りません。
ここから在来線の「桃太郎線」に乗って総社駅へ。桃太郎線はSuicaと相互利用できるICOCAのサービス対象エリアなので、モバイルSuicaで乗車できます。というわけで総社駅に着いたら、またスマホを改札にタッチ。すると、モバイルSuicaから桃太郎線の岡山→総社の乗車料金が引き落とされます。
というわけで、新幹線への乗車、在来線への乗り換え、在来線からの降車まで、すべてスマホだけで出来ました。ホント、便利です。スマホだけを手にふらっと、新幹線に乗ってどこか遠くへ旅に出る・・・なんてことも可能ですね。実際にはなかなかできないですが。
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