J:COM LINK(ジェイコム・リンク)(型番:XA401)

約1年前、固定費削減のためJ:COM(ジェイコム)を解約したのですが(「固定費削減へのはるかなる道」)、このたび、恥ずかしながらJ:COMに戻ってまいりました。スマホをauから楽天モバイルへ、自宅の光回線をauひかりからeo光に乗り換えることで固定費が大きく浮くため、auひかりテレビからJ:COMに戻ることで生じる固定費増額を補えることになったからです。一連の乗り換え全体では固定費は減額となります。


J:COMへの復帰にいたる事情については、一連の乗り換えの経緯とともに別途記事にするつもりですが、この記事では、今回のJ:COM復帰にともなう機器の導入や操作について記録しておきたいと思います。


追記(2021.12.12)

一連の乗り換えによる固定費削減について記事にまとめました。→ 通信・放送(スマホ・ネット・テレビ)固定費削減のまとめ


機器の設置・接続

機器の設置・接続はJ:COMの工事担当の方がすべてやってくれるので、何もする必要がありませんが、後学のため、どのように接続されているのか自分でも確認して図に記録しておきました。

J:COM(ジェイコム)録画機器接続

今回、テレビと一緒に固定電話も契約したので、壁のTVアンテナ端子につないだアンテナケーブル(黒線)を分岐して一方を電話用のモデムへ、もう一方をSTB(セットトップボックス)へつないでいますが、もし固定電話の契約がなければこの分岐は不要で、アンテナ端子から一本のケーブルでSTBにつないでいるはずです。

また、僕は録画・ダビング用にDIGAを使用しているため(詳細は、「J:COMのセットトップボックス(STB)に録画した番組をBDレコーダーにダビングする」を参照)、地デジの信号を伝えるアンテナケーブルは、STBからいったんDIGAにつなぎ、DIGAからテレビへつないでいます。DIGAがない場合は、STBから直接テレビの地デジ入力端子へつなぐことになります。テレビの入力切替で「テレビ」を選択したときに映るのが、このラインから入って来る映像です。

STBのHDMI端子とテレビのHDMI2端子がHDMIケーブル(赤線)でつながれ、このラインからケーブルテレビの信号が入ってきます。したがって、テレビの入力切替で「HDMI2」を選択するとケーブルテレビの映像が見られます。地デジもBSもCSもケーブルテレビで見られるので、入力は基本的に「HDMI2」を選択しておけばよいことになります。

以前に加入していた時に使っていたSTB(Smart J:COM Box 型番:BD-V7002RJ)は録画用HDDを内蔵していましたが、今回の再加入でレンタルされたのは「J:COM LINK(型番:XA401)」で、HDDを内蔵していませんので、録画したい場合は適応するHDDをUSBケーブル(青線)でつなぎます。接続したHDDを実際に録画に使用するには、録画機器としてSTBに登録する必要があります。今回は工事担当の方がついでにやってくれましたが、特に難しくはありません。ざっくり説明すると、

テレビメニュー → 設定 → 全般設定の「デバイス設定」 → 放送設定の「録画用ハードディスク一覧」 → 未登録のHDDを選択 → 機器登録 → 登録する → 初期化する → 登録完了

となります。詳細はXA401の取扱説明書をご覧ください。

DIGAのHDMI端子はテレビのHDMI1端子とHDMIケーブル(赤線)でつなぎます。これにより、テレビの入力切替で「HDMI1」を選択すると、DIGAを操作して地デジ番組の視聴・録画や、DIGA内の録画番組の視聴ができます。


また、STBとDIGAをLANケーブル(緑線)でつなげば、DIGAをSTBの録画機器として使用したり、HDDに録画した番組をDIGAにダビングしたり、STBを操作してDIGAに録画されている番組を見ることができます。ただし、この場合もケーブルで接続した上でSTBで有線LAN接続設定をする必要があります。


DIGAで録画できるなら、録画用HDDは使わなくてもかまわないわけですが、録画手段は多いに越したことはないでしょう。


録画用HDDについて

J:COM LINKで利用可能な録画用HDDとして動作保証されているものは、J:COMがレンタルしている「MARSHAL USB 3.0/2.0対応外付ハードディスク(MAL32000EX3/BK-JS)」というものだけです。


J:COM(ジェイコム)録画用HDD


僕の場合、auひかりテレビの録画用に使っていたHDDを持っていたのですが、それをJ:COMでも使いまわしできるかどうかわからなかったので、とりあえず録画用HDDのレンタル契約もしておきました。最初の3ヶ月はレンタル料無料(それ以降は税込880円/月)なので、不要であれば有料になる前にレンタル契約を解除して返却すればいいわけです。


auひかりTV録画対応HDD

僕が持っていたHDDは、「auひかりテレビサービス録画対応外付けハードディスク(ELD-AUH030UBK)」という機種なのですが、工事担当の方は、現物を見るなり、「これ使えますけど、どうします?」と言ってくれたので、このHDDを録画用に使用し、レンタルのHDDは返却することにしました。ちなみにHDDにはauひかりテレビで録画した番組が少しだけ入っていましたが、今回、J:COM LINK(STB)に接続設定する際の初期化で消去されました(どのみちこれらの録画は、録画したauひかりテレビのSTBがなければ視聴することはできないので保存しておく意味はありません)。


後で調べましたが、スペック的には、以下の条件を満たせば録画用HDDとして使用可能だそうです。

・接続規格 : USB3.0 Type-A(J:COM LINK本体背面「録画用」端子)

・電源供給 : セルフパワー(電源供給)方式

・最大容量 : 1台あたりの最大容量6.0TBまで

・「テレビ番組録画対応」の表記あり

ただし、J:COMとしては動作確認したわけではないので、上記条件を満たしているからといって100%の動作保証はできないということらしいです。今のところ、僕が使用している上記機種は全く問題なく録画できています。


ダビングについて

今回、HDDとDIGA、2つの録画機器を接続したので、HDDからDIGAへ録画番組をダビングすることができます。


リモコンの「録画一覧」ボタンを押して、HDD内の録画番組の一覧を表示させ、ダビングしたい番組を選択した状態で、「サブメニュー」ボタンを押し、表示されるメニューから「録画番組詳細」を選び、「決定」ボタンを押します。


J:COM(ジェイコム)リモコンダビング操作

J:COM(ジェイコム)ダビング画面

J:COM(ジェイコム)ダビング画面

表示されたメニューから「ダビング」を選択して「決定」ボタンを押します。


J:COM(ジェイコム)ダビング画面

ダビング先の機器を選択して、「決定」ボタンを押します。


J:COM(ジェイコム)ダビング画面

CS番組は「コピーワンス」なので、ダビングするとHDD内の録画は消去されます。その旨の実行確認メッセージが出るので「はい」を選択して「決定」ボタンを押すとダビングが始まります。


J:COM(ジェイコム)ダビング画面

ダビングが完了すると、HDDの録画一覧からはダビングした番組が消え、DIGAの録画番組一覧にダビングした番組が表示されます。


J:COM(ジェイコム)ダビング画面

J:COM(ジェイコム)ダビング画面

ダビングに関する注意点

・録画中にダビングはできない

・上記事態を避けるため、録画予約が開始されるまでにダビングが終わらない可能性がある場合もダビングできない

・ダビングにかかる時間は、「番組放送時間+10分」が目安。録画予約の開始時刻までにこれ以上の時間があいていないとダビングできない


実際にダビングにかかる時間は、番組放送時間よりも短いくらいですが、STBは上記のとおり「番組放送時間+10分」くらいをダビングに要する時間とみなしてダビングの可否を判断するようですので、録画予約している状態でダビングしようとする場合は注意が必要です。


以上、今回のJ:COM復帰に際しての備忘録を兼ねたご報告でした。