先日から、Strikinglyでサイトを作成しています。私がMediumで公開しているパブリケーションや記事を紹介したり、Mediumでは機能上、不可能なことをやっていくのに使おうと思っています。

もともとは同じ役割を果たすべきサイト「汎兮堂雑記」をWordPressで作っていたのですが、Mediumの書きやすさに慣れれば慣れるほど、WordPressがとても使い勝手の悪いものに思え(あくまでMediumとの比較です)、ほとんど更新ができていませんでした。そこで、更新しないままWordPressでサイトを維持する意味はないと考え、WordPressのサイト「汎兮堂雑記」は閉鎖し、かわりにMediumで「汎兮堂雑記」というパブリケーションを作成してドメインと役割の一部を引き継ぐことにしました。

結果として、Mediumの記事をMediumで紹介するという、これはこれで意味があるのかどうかよくわからない状況になりましたが、更新は欠かさずできるようになりました。ただ、やはり、Mediumではできないことをする場が欲しいという思いはその後もあったので、サイト作成サービスを利用して新たにサイトを開設することにしました。候補はStrikinglyのほかWix、Jimdo、Weeblyなどなどいろいろあり、比較サイトもたくさんあって参考にしたのですが、当然ながら、基本的なサービスはどれも同じで、細かい点で一長一短があるものの、これという決め手はなく、なんとなく、という感じでStrikinglyを選びました。

前置きが長くなりましたが、こうしてStrikinglyでのサイト運営が始まり、Mediumの記事へのリンクを頻繁に作成することになりました。MediumのようにURLを入力するだけで画像付きのリンクが作成されれば理想的なのですが、さすがにそれは無理のようです。ただ、Strikinglyには「アプリを埋め込む」という機能があり、この機能を使うとHTMLコードやGoogleマップ、EC機能などのほか、Mediumのパブリケーションや記事へのリンクを埋め込むことができます。この機能のおかげで、かなり簡単にMediumの記事への画像付きリンクを作成できるのです。以下、備忘録代わりに、その方法を記しておきます。

まず、「セクションを追加」で表示されるメニューの中から「外部アプリ連携&HTML」を選択します。ブログ記事内に埋め込む場合は、ブログ記事作成エディタに表示されている「+」マークをクリックして表示されるメニューの中から「HTML」を選択します。



すると、「クリックしてAPP STOREを覗いてみましょう。」というメッセージが表示されるので、「編集」ボタンをクリックします。


埋め込み用アプリを選択する画面が開くので、一覧の中から「Medium」を選択します。


次に開く画面で、埋め込みたいリンク先のURLを入力します。記事やパブリケーションへのリンクのほか、プロフィールページへのリンクも埋め込み可能のようです。ただ、注意しないといけないのが、「https://medium.com/~」で始まるURLでないと「入力が間違っている」と言われて受け付けてもらえません。


つまり、独自ドメインを使用している場合は、そのままのURLを入力しても駄目だということです。この場合は、「https://」のうしろに「medium.com/」を挿入すれば受け付けてもらえます。たとえば、「https://nippon-kanshibun.net/~」というURLの場合は、「https://medium.com/nippon-kanshibun.net/~」というURLに変更して入力すればいいのです。ドメインが2つ重なって変なアドレスになっているじゃないかと思うかもしれませんが、なぜかこれでちゃんとリンクされるのです。なお、「nippon-kanshibun.net」の「.net」を取り除いて「https://medium.com/nippon-kanshibun/~」にしてもリンクされます。さらに、「https://medium.com/@hankeidou/~」というように独自ドメインの部分をユーザー名に置き換えてもリンクされます。このあたりの詳しいメカニズムはよくわかりませんが、実際に作成された記事でのリンク先は「https://medium.com/@hankeidou/~」になっており、そこから「https://nippon-kanshibun.net/~」に転送されているようです。

実際に作成された画像付きリンクは以下のようになります。


URLをコピペするだけで自動的に画像付きリンクになるMediumに比べると、ちょっと手間がかかりますが、慣れればたいしたことはないという感じです。少なくともWordPressよりはずっと楽だと思いました(ひょっとしたら今はWordPressでもいいプラグインが開発されて楽にできるようになっているのかもしれませんが、この程度のことにいちいちプラグインを入れて、その後もプラグインのアップデートをしろだとかなんとかうるさく言われるのが、想像するだけで煩わしくて仕方ありません。これもMediumの簡潔さに慣れ切ってしまったせいなのでしょう)。

以上、ご参考まで。