Mediumパートナープログラム拡張-拍手が決める5ドル/月の行方
昨日、Mediumからいつものように、メンバー向けメールが送られてきて、パートナープログラムの拡張について説明されていました。パートナープログラムの拡張については、すでに何人かの方が記事にされていたので、なんとなくは知っていたのですが、詳細は理解していなかったので、今回のメールをきちんと読んでみました。内容は以下のとおりです。
パートナープログラムに参加して報酬をもらうためには、このページで以下のようなフォームに入力して送信し、参加待ちリストに加わる必要があります。順次、Mediumから連絡があるのでしょう。なお、Mediumからのメールにもあるとおり、パートナープログラムに参加するために有料メンバーになる必要はありません。有料メンバー限定記事を「読む」のには有料メンバーの資格が必要ですが、「書く」ほうには不要なのです。
晴れてパートナープログラムに参加できると、ストーリーを公開する際に、有料メンバー限定公開にするか、完全公開するかを選択するようになり、限定公開を選択するとパートナープログラムの対象記事となって、有料メンバーからの拍手に応じて報酬を得ることができるわけです。
ものは試しなので、パートナープログラムの参加待ちリストに申し込んでみてもいいかと思いつつも、少しためらっています。報酬をもらおうと思ったら、限定公開記事にしないといけないというのが、ひっかかります。私に限らず、記事を書くのはなるべく多くの人に読んでもらいたいからでしょう。それなのに、読んでくれるかもしれない人を、5ドル/月払ってないという理由で門前払いするというのは、どうしても抵抗があるのです。そもそも、有料メンバーのメリットが「限定公開記事を読めること」というのが、やっぱり無理があるんじゃないかと思えてなりません。このメリットを維持しようと思えば、パートナープログラムの対象を限定公開記事のみに限るしかないのでしょう。
いっそのこと、有料メンバーのメリットを別のことに変えてしまうわけにはいかないでしょうか。有料メンバーのストーリーは優先的に紹介してもらえるとか。そうすれば、パートナープログラムに参加しているユーザーはみんな有料メンバーになるでしょう。みんな有料メンバーになってしまうと差がなくなり優先的に紹介してもらうメリットが消滅してしまいますので、ランク制を導入することになります。ダイヤモンドメンバー・プラチナメンバー・ゴールドメンバー・シルバーメンバー・ブロンズメンバー・・・・みたいな感じです。ランクは支払った金額だけでなく、フォロワーの数やもらった拍手の数、公開したストーリーの数、他のユーザーのストーリーへの拍手やコメントによるMedium活性化への貢献、などを総合して毎月決定されます。「来月以降もダイヤモンドメンバーであるためには、今月中に拍手をあと○○個もらい、ストーリーをあと○○個公開する必要があります」とか、「フォロワーをあと○人獲得すれば、来月はゴールドメンバーに昇格です!」とかいうメールがMediumから来ることになるでしょう。―――すいません、全部、妄想です。
とりあえず、パートナープログラム参加待ちリストに申し込むかどうかは、もうちょっと様子を見ながら考えたいと思います。
This was an exciting week here at Medium, as we began our expansion of the Medium Partner Program for writers and publications. I’m here to share some highlights about what’s changed and what it means for you, our members:
今週はMediumにとってエキサイティングな週でした。ライターとパブリケーションのためのパートナープログラムの拡張を開始したからです。
Even more member-only stories: With this update, we’re opening up our Partner Program so that more experts, thinkers, and storytellers can publish their most timely, in-depth content directly to our members. We invited hundreds of dynamic Medium creators this week and will be inviting many more soon.
なお一層多くのメンバー限定ストーリーを:今回のアップデートで、我々はパートナープログラムを広げ、より多くの専門家や思想家、ストーリーテラーたちが、最も時宜を得た、掘り下げたコンテンツを直接メンバーに向けて公開できるようにします。我々は今週、何百人もの活発なMediumクリエーターを招待しましたし、まもなくさらに多くの方を招待するつもりです。
How is this different than before? Previously, writers and publications worked directly with our team of editors and curators to publish member-only content. But we wanted to embrace the strength of Medium as an open platform by letting content creators publish great member-only stories directly to you. There are so many talented writers on the platform and around the world, and we want to build a system that rewards as much quality work as possible.
これまでとはどのように違うのか?以前は、ライターとパブリケーションはMediumのエディターとキュレーターのチームと直接連携してメンバー限定コンテンツを公開していました。しかし、我々は、コンテンツのクリエーターにすばらしいメンバー限定ストーリーを直接あなたへ公開してもらうことにより、オープンプラットフォームとしてのMediumの強さを活用したいと思いました。このプラットフォームと世界中には非常に多くの才能あるライターがいて、我々は可能な限り多くの良質な作品に報いるシステムを構築したいのです。
Direct where your $5/month goes: Now, you can guide where your monthly membership fee goes. At the end of each month, we’ll divide your monthly contribution up and distribute it to the authors of the member-only stories you engage with.
あなたの5ドル/月は直接どこへ行くのか:さあ、あなたは自分のメンバー料金がどこへ行くのかを導くことができます。毎月末、我々はあなたが支払ったお金を分割して、あなたが関心を示したメンバー限定ストーリーの著者へ分配しようと思います。
The easiest way to influence where your money goes? Applause. The more you clap for a member-only story, the more money goes to that author or publication from the Partner Program.
あなたのお金がどこへ行くのかに影響を与える最も簡単な方法は?拍手です。メンバー限定ストーリーにたくさん拍手すればするほど、より多くのお金がパートナープログラムから著者やパブリケーションに支払われるのです。
We measure member engagement on an individual level, so if you tend to only give stories a few claps, that will never be drowned out by readers who clap more enthusiastically. (And applause from readers with a free account has no impact on the money that goes to that story.)
我々はメンバーの関与を個人単位で計測しているので、もしあなたがストーリーに少しの拍手しか与えない傾向があったとしても、より熱心に拍手する読者によってあなたの関与が押し流されてしまうことは決してありません(また、無料アカウントの読者からの拍手はそのストーリーに支払われるお金に影響を与えません)。
Tell writers you love to join the Partner Program: If there are great writers and experts that you want to see publishing member-only content, tell them to join the waitlist here. We’ll be inviting more writers and publications in the coming weeks. (Enrolling in the Partner Program is free — you don’t have to be a member to publish member-only stories.)
あなたの好きなライターにパートナープログラムに参加するよう伝えてください:もし、あなたがメンバー限定コンテンツを出版してもらいたい素晴らしいライターや専門家がいるなら、彼らに待ちリストに加わるように伝えてください。来週以降われわれはより多くのライターやパブリケーションを招待するつもりです。(パートナープログラムへの参加は無料です―メンバー限定ストーリーを公開するためにメンバーになる必要はありません。)
Our expansion of the Partner Program was driven by so much of the thoughtful feedback and input we’ve gotten from our founding members. We know you’ve been looking for more exclusive content and more control of where your $5/month goes. This is just the start though. There’s only more to come, so please keep the emails and tweets coming.つまり、有料メンバーがどの記事にどれだけ拍手したかによって、そのメンバーが支払った5ドル/月を各記事に分配するという仕組みです。ただし対象となる記事はメンバー限定記事だけです。したがって、メンバー限定でない記事に対する拍手や無料メンバーによる拍手はこの仕組みには関与しません。
我々のパートナープログラム拡張はたくさんの思慮深いフィードバックと創設メンバーから得た収入によって推進されました。みなさんがより多くの限定的コンテンツを求め、自分の支払う5ドル/月の行き先をもっとコントロールしたいと思っていることを知っています。これはスタートにすぎません。もう少し追加があるので、どうか、メールやツィートが来るのを待ってください。
パートナープログラムに参加して報酬をもらうためには、このページで以下のようなフォームに入力して送信し、参加待ちリストに加わる必要があります。順次、Mediumから連絡があるのでしょう。なお、Mediumからのメールにもあるとおり、パートナープログラムに参加するために有料メンバーになる必要はありません。有料メンバー限定記事を「読む」のには有料メンバーの資格が必要ですが、「書く」ほうには不要なのです。
晴れてパートナープログラムに参加できると、ストーリーを公開する際に、有料メンバー限定公開にするか、完全公開するかを選択するようになり、限定公開を選択するとパートナープログラムの対象記事となって、有料メンバーからの拍手に応じて報酬を得ることができるわけです。
ものは試しなので、パートナープログラムの参加待ちリストに申し込んでみてもいいかと思いつつも、少しためらっています。報酬をもらおうと思ったら、限定公開記事にしないといけないというのが、ひっかかります。私に限らず、記事を書くのはなるべく多くの人に読んでもらいたいからでしょう。それなのに、読んでくれるかもしれない人を、5ドル/月払ってないという理由で門前払いするというのは、どうしても抵抗があるのです。そもそも、有料メンバーのメリットが「限定公開記事を読めること」というのが、やっぱり無理があるんじゃないかと思えてなりません。このメリットを維持しようと思えば、パートナープログラムの対象を限定公開記事のみに限るしかないのでしょう。
いっそのこと、有料メンバーのメリットを別のことに変えてしまうわけにはいかないでしょうか。有料メンバーのストーリーは優先的に紹介してもらえるとか。そうすれば、パートナープログラムに参加しているユーザーはみんな有料メンバーになるでしょう。みんな有料メンバーになってしまうと差がなくなり優先的に紹介してもらうメリットが消滅してしまいますので、ランク制を導入することになります。ダイヤモンドメンバー・プラチナメンバー・ゴールドメンバー・シルバーメンバー・ブロンズメンバー・・・・みたいな感じです。ランクは支払った金額だけでなく、フォロワーの数やもらった拍手の数、公開したストーリーの数、他のユーザーのストーリーへの拍手やコメントによるMedium活性化への貢献、などを総合して毎月決定されます。「来月以降もダイヤモンドメンバーであるためには、今月中に拍手をあと○○個もらい、ストーリーをあと○○個公開する必要があります」とか、「フォロワーをあと○人獲得すれば、来月はゴールドメンバーに昇格です!」とかいうメールがMediumから来ることになるでしょう。―――すいません、全部、妄想です。
とりあえず、パートナープログラム参加待ちリストに申し込むかどうかは、もうちょっと様子を見ながら考えたいと思います。
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