今回、固定費削減のため、携帯電話会社を、長年使用してきたauから楽天モバイルに変更することにしました。来月9月の1ヶ月間、2年縛りが解け、違約金なしで解約できるからです。当然、電話番号は変更したくないので、MNP(モバイル・ナンバー・ポータビリティ)での乗り換えになります。


初めてMNPでの乗り換えを体験したので、備忘録代わりに手順を記録しておきます。


最初に注意しておきたいのが、MNPの移動元(今回はau)で登録されている氏名・住所と、移動先(今回は楽天モバイル)で登録する氏名・住所、移動先に提出する本人確認書類に記載されている氏名・住所がすべて一致しないと、MNPが受け付けられないということです。ですから、以下の作業の前に、まず、この三者が一致しているか確認し、もし齟齬があれば修正しておかなければいけません。一致していることが確認できたら、MNPの作業に入ります。


まず、乗り換え元であるMy auにログインし、トップページから「スマートフォン・携帯電話」→「ご契約内容/手続き」を選択します。


回線契約の手続きに関するページが開くので、そのメニューの中から「MNPご予約」を選択します。

WEBでのMNP予約に関する注意事項が表示されるので、内容を確認し、問題なければ、「MNPのご予約へ進む」ボタンをクリックします。

僕の場合、「auスマートバリュー」を利用して割引を受けているので、WEBで手続きできないのかなと思いつつ、とりあえず、進んでみました。するとMNP予約番号を発行する携帯電話番号を選択する画面が開きます。僕の場合は回線は一つだけなので選ぶまでもなく、「次へ」をクリック。

すると、案の定、ここで、WEBで受付できない旨のページが表示されました。

My auで予約できない理由として「セットとなっている他回線、他サービスがあります」となっています。はい、たしかに自宅の光ファイバーとセットでスマートバリューが適用されています。この場合、MNP予約は「電話または店舗」とのことですので、仕方なく表示されている番号に電話しました(電話代は無料です)。

土曜日の午後でしたので、つながるまでかなり待たされるのではないかと覚悟していたのですが、案外早く、5分も待たずにMNP担当の窓口につながりました。電話では引き留めのためのカウンターオファーがいくつかありましたが、対応は紳士的で、断ればすぐに了解してくれて、しつこく引き留めるということはありませんでした。

MNP番号と有効期限は、電話口で口頭で伝えられました。「こんな大事な番号を口頭で?」と不安になるかもしれませんが、後であらためて携帯のSMSにMNP番号と有効期限を記載したメッセージが送られてくるので心配いりません。

注意点としては、乗り換え後、auの携帯番号は解約となるため、My auのIDが携帯番号からメールアドレスに変更になります。したがって、解約後も使用できるメールアドレス(つまりau携帯のメアドは不可)をMy auに登録しておく必要があります。これについての案内も電話の後でSMSに送られてきますので、処理しておきましょう。

これでMNP予約番号が発行されました。まだ8月なので、もし今すぐこの番号を使用して乗り換えを実施したとしたら、違約金が発生しますが、実際の乗り換えは9月になってからおこなうので違約金は発生しません。ただし、MNP番号の有効期限が9月11日なのでそれを過ぎてはいけません。

というわけで、早速、乗り換え先の楽天モバイルへの申し込みをします。

今度は楽天モバイルのトップページから「お申込み」をクリックします。

するとプラン選択画面が開きますが、そもそも1プランしかないので、そのまま「プランを選択する」をクリックです。

次にオプションメニューやSIMのタイプを選択する画面が開くので、必要に応じて選択します。


手持ちの端末を利用するなど、SIMだけを申し込む場合は、「この内容で申し込む」へ進めばいいのですが、僕は今回、端末も一緒に購入するので、「製品選択へ進む」をクリックし、購入する端末を選択しました。

購入端末の選択が終わると、契約者情報の入力・確認画面に移ります。

僕の場合、すでに楽天の会員なので、登録済みの情報が表示されました。非会員の場合はここで情報を入力することになるのだろうと思います。また、冒頭で触れたとおり、ここで表示されている契約者情報と、本人確認書類に記載の情報が一致していないとMNPできませんので、再度確認し、必要があれば修正しておきましょう。

また、本人確認の方法も選択します。

僕の現在のスマホはeSIMではないので、「AIかんたん確認」は不可能で、「書類画像アップロード」か、「受け取り時に自宅で確認」のどちらかです。どのみち商品受取は本人手渡しなので、その際に確認書類を提示するほうが楽だと思い、「受け取り時に自宅で確認」を選択しました。

次に、今回の申し込みがMNPか、新規番号の申し込みかを選択します。

当然、「他社から乗り換え(MNP)」を選択して、「次へ」をクリックします。

次の画面で、乗り換える電話番号、MNP予約番号、MNP予約番号の有効期限を入力します。有効期限は7日以上残っている必要があります。

入力できたら、「次へ」をクリック。

すると、「SIMのタイプを変えたほうがいいよ」というメッセージがポップアップ表示されました。

この時点で「nanoSIM」を選択していたのですが、購入する端末がeSIM対応なので、eSIMにしたほうがいいんじゃない?というご忠告のようです。素直さに定評のある僕はこの忠告に素直に従い、「eSIMに変更する」をクリックしました。

次の画面で、受け取り方法と支払い方法を選択しますが、受け取り住所は本人確認書類に記載の住所でなければならないので、選択の余地はありません。

最期に、契約書や重要事項説明などが表示されるので、それぞれ「同意します」にチェックして進んでいきます。ラストスパートです。

すべて同意できたら、晴れて申し込み完了となります。


このあとは、端末が届いてからの作業になりますので、到着を待ちます。後篇へ続きます。